4.実験結果
実験結果は、次のとおりです。
A.投入前のアイドリング音と周波数分析
B.投入後7Km走行後のアイドリング音と周波数分析
C.投入1週間後のアイドリング音と周波数分析
5.考察
戻る実際に私は録音後の音を聞き比べするまでは、ボンネットを空けたときのアイドリング音が静かになったとは思いませんでした。こちらのMP3の音を聞かれても、「なぁ〜んだ、あんまり変わらないじゃないか」と思われる方も多いと思います。
しかし、実際に運転しながらエンジンの反応を見てみると、感覚的にはかなりエンジン音が静かになったような気がします。特に信号停止などの為にアクセルペダルから、足を離した後の振動が激減したような気がします。今までは、ぐぅぅ〜んとエンジンの回転が下がっている感じがハッキリしていたのですが、投入後は、なんかエンストをしているようで、ちょっと不気味な感じもします。
それでは、分布図を見比べてみましょう。
私も、見比べてみるまでは、ここまで違うとは思ってもみませんでした。
特に320Hz以下の分布が投入前ではうっすらと見られるものの、投入後はほとんど確認することができません。
640Hz以上についても、かなりの減少しています。その分が320〜640Hzに集中したようで、全体的な周波数の分布が投入後の方は安定している様に思えます。
分布が変わったからといって、エンジン音が静かになったと判断するのは早計かもしれませんが、特に低周波の分布が減少していることについては、振動の減少に貢献しているような気がします。