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第30回 B&M NewVoltは、リーサルウエポン!


さてさて、久しぶりのメンテ&小細工となります。

磁石でガソリンや吸気を燃え安くすることばっかりやってきましたが、
まだ、やっていない事があることに、気づいてしまいました。

「ガソリン燃えやすくするなら、点火を強くしなくっちゃ!」
と、言うことでした^^;

と言うことで、点火システムを、色々調べますと、最初に名前が出て来たのが MSDの点火システムでした。
いわゆるCDI(Capacitive-Discharge-Ignition)ですね。

どういうシステムかというと、各回転域で、スパークの回数が違うんです。
例えば、〜3000回転で3回、3000〜6000回転で2回、それ以上で1回といった感じです。
また、スパークしていない時は、コンデンサに蓄電しておきます。

そして、このCDIシステムは、基本的に専用コイルに変えた方が良いそうです。
効果は「確実な点火をすることで、トルク、パワーを増す。」といった謳い文句で、
そこそこ、体感出来るとのことでしたが、良く調べると、2点ほど欠点がありました。

第一に、国産車には付けにくい。
旧車や外車の場合は、殆ど問題ないんですが、特にセリカの場合、
エンジンルームは狭いし、コイルを付けるのに加工しないと行けないしで、とにかく作業性が悪いです。
多分、整備工場もっていったら、馬鹿高い工賃取られるかも?
というか、取り付けてくれるんでしょうかね?

第二に、タコメーターが動かなくなる車種がある。
これは、致命的です。
86なんかは、動かないそうです。
どっか、いじったら、動くそうですけど。

もう、この時点で、MSDはボツです。


そんなある日、「B&MのNewVoltは、どうかね?」
と、風の声が聞こえて来ました^^l

B&Mって、スーパーチャージャーとかオイルクーラーとかのメーカーでしょ?ってな感じで、
今度は、NewVoltについての調査です!


うんうん、なるほど・・・・・・・
ふむふむ。
どっひえ〜〜

えっ、うそ?
マジで!

と、言ったとか、言わなかったとか^^;

NewVoltをつけるとは、通常12Vの電圧を20ボルト(設定で18Vも可)で安定供給し、
放電時間を長くするそうです。

また、MSDとは違って、エンジンが要求する分の電流を自動的に制御して送り込む所が特徴です。

更に、コイルは純正ままで、なんと言っても、取り付けが簡単なんです。
イグニッションからコイルへの配線をカットして接続するだけです。
後は、アースして終わりです。

配線の場所さえ分かれば、誰でも出来そうです。

もう、これしかないと思い、NewVoltに決定!

ニューボルト 本体
これが、本体です。

黒はアース線
青は18Vと20Vの切り替え線(切ったら18V)
茶はノーマル切り替え線(切ったらノーマル)

ソケットの部分に、接続コードをつなげます。

ニューボルト 付属品
これが、接続コードと、付属品です。
newvolt接続
こんな感じで、ソケットをつなげます。
配線は、これだけです。

黒は、アースへ。
オレンジは、コイルのブラスへ。
レッドはノーマル配線(12V)へ。

取り付けは、最近、お気に入りのTOYOTAで、やってもらいました。
工賃4000円でした。
安い!

なんで、自分で、やらなかったかと言うと、NewVoltの他に、オートメーターやVベルトの交換を
頼んでいましたので、一緒にやってもらいました。

newvolt取り付け場所

NewVoltの取り付け場所は、ダッシュボードの下です。
エンジンルームだと、熱いし、水が入ってこない保障はありませんので、ここしかないでしょう。

アース線ですが、一部、バッテリーに直接の方が良いという意見もありますが、
ダッシュボードからだと、線が長くなりますので、ボディーアースにしています。

線が短い方が良いですし、アーシングしてますので、ボディーアースの方が良いかな、と思いました。
電気系の人にも聞きましたが、線が短い方が良いそうです。

ニューボルトを取り付けるために、はずしましょう!

色々外してました。

ニューボルトを、助手席下に!

助手席の右奥、コンピューターの近くに置きました。
このコンピューターの配線は、NewVolt取り付けには、一切関係ありません。

で、やっと、NewVoltのインプレに入ります!
と、その前に。

ニューボルト ライト1

NewVoltには、ランプがついてます。

ニューボルト ライト2

NewVoltがきちんと動作していると、このランプが光りますよ。

でわ、早速、インプレ開始!
まずは、低回転でのNewVoltのインプレ!

「おお。」
まさしく、磁石を燃料ホースにつけた時のような感じ。
更に、トルクが太ってます。
「しっかり、ガソリン、燃えてます。」って感覚になりました。

燃費系チューンで、低回転域のチューニングは、既に完成していると思っていたのに、この感覚。
「すばらしい〜」の一言。

最近、暑くて、車が重く感じていたのに、それを一掃するような効果です。
言うなれば、人、1.5人分の重りが、取れたぐらいです。

一定走行では、いつもよりも、アクセルを踏まなくてもOKです。
これは、燃費走行に良さそうです。
CAMPの数値も、リッター0.4ぐらい上がってました。

元々、このNewVoltは、レース等の高回転向け用です。
実際、レースされている方で、つけている人が多いんですよ。

と、言うことで、いつもの、ゼロ4コースへ、GO!

で、早速、スタート!

「う!」
「おお〜」
と、言ったとか、言わなかったとか^^;言いました。
低回転だけで、このNewVoltは語れません。

このパーツは、中、高回転で、本領を発揮します。
もちろん、低回転だけでも、十分な効果は発揮しますけど、 高回転に比べたら・・・・・

これぞ、セリカに求めていた走りです。
高回転まで、しっかり、トルクがついて来ます。

もう、NewVolt万歳です。

とにかく、トルクが太って、なんか、高級車に乗ってるような、そんな印象を受けました。
燃費系グッズの効果として良く使う、「排気量が増えたような感じ」が、そのまま使えます。
良く考えると、失火していたガソリンが、燃えるようになっているので、排気量が増えたのと同じですよね。

回転数を上げれば上げるほど、失火する量は多くなっていきますので、
高回転での効果が高いことも納得できます。

既製品で、その効果に納得することは、あんまり無いんですが、このNewVoltは別格でした。



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